北海道キャンプ場見聞録
歴舟川
釧路川と共に、北海道内の憧れの川は?と聞かれて直ぐに名前が出てくるのがこの歴舟川だろう。 清流日本一にも何度か選ばれただけあって、その水の清らかさは折り紙つき。その清流が殆ど濁ることなく海まで流れる。 そして、海に出る直前まで楽しい瀬が途切れることなく続き、飽きることがない。 「川を下って海に出る」そんな川下りをしたいのならば、この歴舟川が一番のお勧めである。 |
坂下仙境~河口 (難易度:3 清流度:5)
カムイコタン公園キャンプ場から下り始めるのが、もっとも一般的な川下りコースとなるが、そこから更に上流の坂下仙境から下るのもお勧めである。
砂防ダムの下をスタートして直ぐに、切り立った岩壁に挟まれたゴルジュ地帯の中へと入っていく。
増水している時には近づきたくない場所だけれど、それ以外は素晴らしい景観を楽しむことができる。
ゴルジュの出口に迷路のような瀬があるけれど、特に危険な場所もない。
ゴルジュを抜ければ、後はキャンプ場から下と同じような流れとなっているので、下流を下ったことがある経験者ならば、この上流部も全く問題なく下れるだろう。
ただし、2017年頃から一か所だけ嫌らしい場所ができたので注意が必要だ。
歴舟川は、広大な川原を見れば分かるように、ちょっとした雨で大増水する川である。
自分のいる場所が晴れているからと言っても油断はできない。上流部で雨が降って突然増水することもあるのだ。
特に川原でキャンプする時は、場所の選択に十分に注意しなければならない。
また、大増水によって川の流れがガラリと変わってしまうこともあるので、ここでの情報は参考程度に留めておいて欲しい。
でも、大樹市街地に近づくにしたがって、人工物が嫌らしい障害物になっているのには変わりは無い。
河口に近づくに従って次第に空が広く感じられ、海に出るかなり前から水平線が確認できる。海に出る直前まで瀬が有り、上流部と大して変わらないくらいに水も澄んでいる。
そうして最後に海に出た時の感動。こんな川下りを楽しめるのは歴舟川をおいて他にはないだろう。
川の水位情報:尾田観測所、本町観測所(2022現在、水位計が故障しているようです)
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詳細川地図(内容が少し古くて、大きく変わっている場所もあります)
こんな焚火がやりたくて歴舟川を下るのかもしれない
上流部ゴルジュのダイナミックな風景
中流部の特徴的な土壁の風景
瀬を下るのも楽しい
青空が広がれば申し分ない
河原キャンプが楽しい川だ
月夜の夜も良い
河口直前まで瀬が続く
川を下って海に出れば大人も童心に返ってしまう