カヌークラブ10月例会初日は、5月にも下っている鵡川のニニウから福山までの区間。 初日はその、感覚が麻痺したメンバー16名が集まった。 O橋さんが「山が燃える〜」と口ずさんでいたが、本人の口からそれが「天城越え」の一節であることを言われるまで、誰もそうとは気付かなかったようだ。 水量が少ないので、川の流れは全く以って穏やかである。 営業を再開したニニウキャンプ場の周りを半周するように鵡川は流れていく。 |
この辺りがキャンプ場の裏になる |
紅葉と水の反射が眩しい | 川の水も赤く染まる |
緩やかなカーブを描きながら、鵡川の遥か上を通っている高速道路の下を通り抜ける。 それでも途中までは車で入ってこられるようで、私たちが昼食のために上陸した川原の対岸では、男性が一人でボルダリングの練習をしているところだった。 |
ボルダリング中の男性 | ボルダリングを見学しながら昼の休憩 |
鵡川のこの区間を下っていると、ボルダリングをしたくなるような巨大な岩があちらこちらに現れる。 私もその上に登ってみようと思って、登れそうな所を探してみたが、それこそボルダリングの技術が無ければ手に負えないような岩である。 水が少ないこともあり、瀬というような瀬も現れないままに下っていく。 その理由は高齢化に尽きる。 それでも、比較的症状の軽いかみさんが、「ここって前回沈脱祭りのあったところじゃない?」と聞いてきた。 前を下っているカヤックの姿が突然見えなくなる。 後続メンバーも、1回転したり、岩に衝突したりと苦労しながら下ってきたが、前回のような派手な沈脱祭りとまではならずに済んだ。 |
バク転の瀬 | 複雑な流れに翻弄されるカヤック |
太陽に照らされた紅葉は本当に美しい |
岩除けが連続するこの区間の核心部も、余裕を持って下ることができた。 下り始めたときは青空だったのに、上空は次第に雲の面積の方が多くなってきていた。 |
岩だらけの流れがずーっと続いている核心部 |
今年の紅葉は赤が鮮やかだ |
いよいよここから核心部へと入っていく |
川の流れは相変わらず緩やか。 ようやく前方に国道を走る車の姿が見えてきた。 今回の水量ならば、川の難易度も1ランク下がりそうな感じである。 2014年10月11日 晴れ時々曇り |
車の回収を終えて戻ってくる頃には既に夕暮れが近付いていた |
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