カヌークラブ6月例会初日は湧別川を下る予定だった。 川の水量が気になる中、集まったメンバーは16名。 私がクラブの例会で初めて湧別川を下ったのは10年前。 それがいつの間にか、例会で普通に下る川になっていて、去年などは今回よりももっと上流部から下る例会が企画されていた。 今回のスタート地点は、その紛失したカヌーを翌日になって奇跡的に回収できた場所の直ぐ下流である。 カヌーを回収する時も河原には美しい花が沢山咲いていたが、今年もスタート地点の河原はムシトリナデシコの花で一面がピンクに染まっていた。 心配していた通りに水は少ないが、カヌーで下れないほどでもない。 |
緑のトンネルの中を下るような支湧別川 |
5年前に下った時の川下り日記を読むとウォータースライダーと言う表現を使っていたが、今回のウォータースライダーは、滑っている間にゴツゴツと岩に何度もぶつかってしまうので、あまり快適ではなかった。 途中のエディは小さいものばかりで、全員が留まっていることができず、必然的に快調なペースで下っていくことになる。 |
水が少ないので下れるコースが限られる | ちょっとヒヤリとするポイント |
そんな中で、先頭を下っていたT津さんから上陸の指示が出だされた。 ポーテージする途中に河原の石が苔に覆われている場所があった。 ようやく倒木の正体が分かった。 ポーテージで疲れきったメンバーは、そこで小休止。 |
こんな倒木が突然現れたら堪らない |
函状の地形の中を気持ち良く下っていくと、いつの間にか白滝の市街地まで来ていた。 S良さん父子のお父さんが、ここで力尽きてリタイア。 |
我が家はポーテージ、直ぐ後ろには民家が迫る | 町の中でも美しい流れのまま |
湧別川本流と合流し、本来のスタート地点であった幽仙橋まで下って来た時、時間は既に午後1時半になっていた。 それはカヤックメンバーも同じで、堰堤の下にカヌーを降ろした後、しばらくの間小休止となる。 湧別川本流を下った時の記憶で強く印象に残っているのは、この堰堤越えとこの先で待ち構えているクランク状の瀬くらいである。 そしてそのもう一つの記憶である、クランク状の瀬までやってきた。 ここでの一番のポイントは、瀬の最後で岩壁にまともにぶつかっている本流の流れから上手く抜け出せるかどうかである。 岩や倒木が大嫌いなガンちゃんは、ここまで岩と倒木だらけの川を何とか下ってきていた。 |
クランクの瀬の入口もちょっと怖い | この後、岩に抱きしめられたガンちゃん |
今回のゴールはこれまでよりも遠い新平和橋になっていた。 疲れがピークに達する頃、再び倒木が待ち構えていた。 ここでは先にポーテージを済ませて、河原で黒曜石探しをする。 2014年6月28日 晴れ時々曇り |
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