カヌークラブの5月例会初日は、鵡川の占冠から上流部を下る。 クラブの掲示板にこの情報が書き込まれ、事前のアナウンスでも明日下る予定のトナシベツ川と合わせて初心者には少し厳しいとされていたので、集まったのは何時もと同じ顔触れの12名だけ。 それでも、O橋会長が一週間前に同じ鵡川の福山大橋付近で見たと言うチョコレート色の濁流から比べると、スタート付近の川の水は思っていたほどは濁ってはいなかった。 最初のネギポイントには、狭いながらも小さな川原があったので、上手いこと上陸できた。 |
斜面は一面ネギ畑 | 下でも採れるのについつい上に登ってしまう |
そうしてしばらく下った後、いよいよ問題の核心部が近づいてきた。そのかなり手前で右岸に上陸。 こんな瀬の下見をする時は、私はまず最初にその下流がどうなっているかを見に行くことにしている。 |
瀬の迫力に唖然とするメンバー |
まずはレスキュー要員としてY田先生が先頭でそこを下って行った。後で話を聞いたところ、そこを下った後、あまりの瀬の迫力に足がガクガクと震えていたそうである。 さて、次は誰が下るのかなと思って上流を振り返った瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできた。 その様子を見てK島さんは、躊躇することなくポーテージすることに決めたようで、急な法面をカヤックを担いで登って行った。 そして最後に私達が下る。 予定通り左岸寄りに瀬に侵入する。 |
邪悪な形の波が目の前に迫る | 巨大な波に体当たり |
流れの中で次第にカヌーが横を向き始める。 潜水艦のようになったカヌーで、その瀬の中を進んでいく。 瀬を過ぎた先の右岸に、ポーテージしてきたK島さんがいるのが見えた。 「漕げ!良いから漕げ!」 そうして無事に着岸。 その後は蕩々と流れる増水した鵡川をたらたらと下っていき、上陸できそうな場所を見つけて、昼食にする。 昼食を終えて川に戻る。 そして、袋を一杯にしてから、ようやくその岸を離れる。 去年下った時は山菜以外にも早春の草花が沢山花を付けていたが、今年はそんな風景にも出会えない。 |
カヌーに乗ったままでもネギが収穫できる | ここだけが綺麗に咲いていた |
ウドの瀬手前で右岸に上陸。 今回もカヌーの中にどっさりと水が入ったけれど、先程の瀬のように満水になることはなく、少し余裕を持ってその瀬を下ることができた。 そうしてゴールに到着。 2013年5月18日 晴れのち曇り |
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