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鵡川

(福山大橋〜富内)

 突然企画された鵡川のミニ例会。下る区間は福山から下流。
 忘れもしない2年前、増水したこの区間を下って、途中で艇のコントロールができなくなり、絶対に近づいてはならない大岩に激突して以来の鵡川である。
 例会数日前の鵡川は、2年前の時よりももっと増水していて心配させられたが、例会当日の水位は30センチほど下がったところで落ち着いてくれた。
 それでも平常時よりは水は多く、K島さんなどは「あの区間は中途半端に水が減ればもっと怖いことになる」と言って、前日になって撤退宣言をするくらいである。
集合写真 それにもかかわらずに集まってきた性懲りもないメンバーは、出席率の低い最近の例会をも上回る13名。
 道道610号占冠穂別線は福山から穂別の間で通行止めが続いているため、上陸地点に車を回すためには道道74号穂別鵡川線の穂別経由で走らなければならず、10時に移動開始して再びスタート地点に戻って来た時はすでに昼近くになっていた。
 真っ青な空には夏の雲が浮かび、そののんびりとした風景からはこれから始まるはずの命がけの川下りのことなど全く思い浮かんでもこなかった。
 鵡川を何度も下っているT津さんやG藤さんは、川の水量よりも水の色で判断しているのが面白い。
 茶色なら厳しいし、緑色なら大丈夫といった感じである。
 2年前の時は薄茶色で、今日の川の色は薄緑なので、色判断からは大丈夫のはずだ。ただし、その「大丈夫」の基準が人それぞれなのが、不安なところである。
夏の空が広がる 我が家はここを下るのは3回目。
 一番最初は6年前のまだアリーに乗っていた時で、水が少なく何度か岩に乗り上げたものの無事に下ることができた。
 今回の参加者は、その時のメンバーと、2年前の増水時に下ったメンバーが殆どで、ここを初めて下るのはN山さんご夫婦のお友達でゲスト参加の2名。
 彼らは普段、ウェーブの中でぐるぐる回って遊んでいる人達なので、初めての鵡川も問題ないだろう。
 もう二人、ここを初めて下るのが、OC-1に乗るO橋さんと228君。
 O橋さんは今回のミニ例会の言い出しっぺでもあるK岡さんからかなり脅され、そして私の2年前の川下り日記を読み、最初からビビり気味である。
 シーソラプチでの負傷で心が折れた228君は、心も傷も完全に回復したようだけれど、ここでまた負傷したら今度はヘリを呼ぶしか救出手段は無いだろう。
川の畔に佇むK岡さん 一番張り切っているのはやっぱりK岡さん。
 2年前に恐怖の鵡川を私と一緒に味わっているはずなのに、その記憶はどうなったのだろう。
 自らが専門職でありながら、恐怖を伴った記憶を貯蔵すると言われる大脳辺縁系の扁桃体に傷害を負っているのかもしれない。
 それとも、シーソラプチ川や千歳川では洗い落とされないような心の深い場所の汚れを鵡川の激流で無理やりに落とそうとでもしているのだろうか。
 そこに、掲示板で皆に参加を呼び掛けながら集合時間に遅刻してきたI山さんと、前の週に大雪を縦走し、今週は鵡川を下るという羨ましい週末を過ごしているI上さんが加わった総勢13名は、まだまだ穏やかな瀬が続く鵡川をのんびりと流れ下ってゆくのであった。


夏空の鵡川を下る
夏空の下、福山大橋を過ぎたところで早速遊び始めるメンバー

K島さんの心を砕いた落ち込み 最初に現れた難所は、2年前にK島さんの心を打ち砕いた落ち込みである。
 ちょっとドキッとさせられるが、その下流は瀞場になっているので安心して下ることができる。
 今回の水量とメンバーでは全員難なくそこをクリア。
 次の難所は流れが二つに分流した先の瀬である。
 2年前はここで、他のメンバーが左の流れに入ったのに、私だけカヌー操作が遅れて右に進んでしまったのだ。
 今回は左の分流にはあまり水が流れていなかったので、全員が右の分流に進んだ。
 その流れは岩壁にぶつかって左へ流れを変える。
挨拶代わりの瀬に突入 先の方を下っていたO橋さんのカヌーがひっくり返るのが見えたので、私達も覚悟を決めて瀬に突入した。
 思わず顔が引き攣るような大波を幾つか超えてホッとしたところで、かみさんが「岩が!」と叫んだ。
 見ると、目の前の水面全体が大きく盛り上がっていた。
 その下に巨大な岩が隠れているのである。
 何とか避けようとしたけれど時すでに遅し、そのまま上を乗り越える。
 岩にぶつかる衝撃は無く、その先の落ち込みで思いっきり水を汲んだだけで助かった。
 これが鵡川の挨拶代わりの瀬だったけれど、挨拶にしては強烈すぎた。
 2年前は確か、ここでカヌーを引きずりながら一人で歩いていたはずである。(この瀬の動画


瀬の中で   目の前の水面が
波に飲み込まれるかみさん   目の前の水面が大きく盛り上がる

川の中に鎮座する大岩 その先鵡川は、山に挟まれた峡谷の中を蛇行しながらゆったりと流れていく。
 山の斜面は崩れ落ち、流れの中にはどこから転がってきたのか、小さな家ほどもある巨大な岩が所々に鎮座している。
 そんな風景の割には、鵡川の流れは至って平安である。
 とは言っても、それは最初の挨拶が強烈だったために、感覚がマヒしているので、そう感じるだけかもしれない。
 何だかんだと言いながら結構張り切っていたはずのO橋さんが妙に元気がなかった。
 挨拶代わりの瀬で沈させられたことが余程のショックだったのだろう。
 途中に楽しそうなウェーブがあっても、そこで遊ぶカヤックのメンバーをただ遠くから眺めているだけである。
 まるで、他の子供達が楽しそうに遊んでいる様子を校庭の隅っこで膝を抱えながら寂しそうに眺めている仲間外れにされた子供の様である。
 誰もO橋さんを仲間外れにしているわけではないけれど、ここまで下ってきて沈したのはO橋さんただ一人という事実だけは動かしようがなかった。


瀬の中を下る   瀬の中を下る
穏やかな?瀬を下る   風景を眺めながらのんびり?と下る

 途中の橋を過ぎた先の川原で昼の休憩。
 見覚えのある風景だなと思ったら、その先には2年前の時にも下見してから下った瀬のあるところだった。
 昼食もそこそこに、その瀬の様子を見に行く。
 先に偵察してきたT津さんからは、岸よりの隠れ岩のギリギリを下っていけば大丈夫と言われた。
 川全体がホワイトウォーターと化していて、どれがT津さんの言っていた岩なのかさっぱり分からない。
 対岸にはコンクリートの擁壁もあり、ここの瀬は「擁壁の瀬」と名付けることにした。
下見して怖じ気づくかみさん 私が気になるのは擁壁の瀬そのものよりも、それを過ぎた後の川の状態なので、カーブになって見えない下流の様子を真っ先に確認しに行く。
 確か2年前の時もそうしたはずである。
 そして2年前の時は、もしも瀬の中で沈したらその先をずーっと流されてしまうだろうと判断したのである。
 今回はその時よりも水が少ないおかげで、セルフレスキューでも何とか岸に上がれそうな様子だった。 そうなれば沈を恐れずに瀬にチャレンジすることができる。
 そう考えて瀬の方に戻ってくると、OC-1の228君とO橋さんがT津さんに言われたルートをどうやって下るか相談していた。
 かみさんも「カナディアンはそこを下らなければダメみたいよ」と言ってくる。
 「えっ?何で?」
 その岩に沿って下るルートは波も小さく、いわゆるチキンルートである。チキンルートと言っても、邪魔な隠れ岩がたくさんあるので、それを避けながら下らなければならない。
 川の中央を下れば、波は大きいものの邪魔するものは何もない。その波の大きさだって、O橋さんが沈した最初の瀬と大して変わらない気がする。
 もしも下見しないでここを下ったとすれば、全員が中央部分を下るはずである。
 川を下見しながら下ることは大切だけれど、下見することによって余計な緊張を強いられてしまうこともあるのである。

ヒーローコースを下るベテランメンバー T津さんを先頭にカヤックベテランメンバーが川の中央、ヒーローコースを颯爽と下っていく。
 6番目に登場したK岡さん。
 2年前の時は私と一緒にチキンルートをコソコソと下っていたのに、その積極さに驚いてしまった。
 今年のK岡さんは何かが違っている。
 クラブの掲示板に「色んな事を水に流しましょう」と書き込んでいたけれど、きっと一時だけでも忘れ去りたいことが頭の中に一杯詰まっているのだろう。
 そのK岡さん、颯爽と登場した割には2年前と全く同じく、的確なパドリングで岩を避けながら岸沿いのチキンルートを忠実に下ってきたのである。
 「そ、それじゃあ色んな事を全然洗い流せないと思うんだけど・・・」
ヒーローコースを下る皆さんの動画

 覚悟を決めて私達も自分のカヌーへと戻る。
 228君とO橋さんは、予定通りK岡さんと同じチキンルートを下って行った。
 私も諦めて「それじゃあチキンルートを下るけれど、岩に引っ掛かって沈するかもしれないからな」と念を押したところ、かみさんは覚悟を決めたのか「それじゃあ真ん中を行くわ」とようやく同意してくれたのである。
 そうして一気に川の中央に漕ぎ出した。瀬の中で最初の大波が待ち受ける。
ヒーローコースにチャレンジ 「あれ?ちょっとまずいかな?」
 岸に立って横から眺めるのと実際に下る時の印象は随分と違うものである。
 目の前に迫る波の山と谷の落差は実際はどれくらいなのだろう。
 カヌーの上から見た印象としては奈落の底へ落ちていく感じである。
 そしてそこから天に向かって突き上げられる。
 2度、3度とそれが繰り返されるうちにカヌーの中に水がどんどんと入ってくる。
 もうこれが限界かなと思ったところで最後の大波が待ち受けていた。
 沈は確実だろうと覚悟しながらその大波に突っ込み、何とかバランスを崩さずにそこを抜け出た時は、カヌーがまだ水に浮いているのが信じられない状況になっていた。
 そのまま岸に漕ぎ着けると、そこで待っていたのは絶賛の嵐だった。特に、今回ゲスト参加のMさんからは「こんな凄いシーンは初めて見た」との旨の言葉まで貰ってしまう。
 自分ではそんなに凄い場所を下った意識もなく、「何でこんなに驚かれるんだろう?」と戸惑いを覚えてしまう。
 ただ、チキンルートに逃げることなくヒーローコースにチャレンジしたことは自分でも誇らしく思えたのである。(我が家が下った時の動画

荒々しい鵡川の風景 そこは無事に下ったものの、気合を込めたパドリングを続けていると体力的にもきつくなってくる。
 ところが鵡川はここからが核心部へと入っていくのである。
 目の前に現れた、山の斜面がそのまま崩れ落ちたかのような光景。
 その下に道路が通っていること自体が信じられないけれど、そこはもう長い間通行止めになったままである。
 ここを開通させるためにはトンネルを掘るしか無さそうだ。
 圧倒的な自然の迫力に押しつぶされそうになりながら下っていくと、前方で再びO橋さんのカヌーがひっくり返るのが見えた。
 近づいてみると確かに大きな波が立っていたが、既に感覚が麻痺してきているので、ヒヤリとすることもなくそこを漕ぎ抜けた。
 ただでさえ一人沈で意気消沈していたO橋さんは、これで更に落ち込んでしまったようである。
 同じOC-1に乗りながら、O橋さんの体重は228君の二分の一程度。その分、波に煽られる割合も大きくなるのでバランスを取るのに苦労する。
 それなのに、今回から被っている新しいヘルメットは床屋に行ったばかりの頭には少し大きすぎるようにも見え、それが何時ものO橋さんの神業的バランス感覚に微妙に影響を及ぼしているのだろう。(O橋さんが2度目の沈をした瀬の動画


切り落ちた山の斜面とその下に作られた道
人間の営みが空しく感じるような荒々しい風景だ

 途中の壊れた堰堤は、わざわざチャレンジするような事はしないで、全員でポーテージ。
 そしていよいよ最大の核心部「大岩の瀬」へと下ってきた。
 その手前で全員が左岸に上陸する。2年前の時は流れに押されて上陸することができず、そのまま大岩へ向かって流されていったのだ。
大岩の瀬を下見 岸に上がれただけでホッとするのは、北海道の川の中でもここだけである。
 まずは瀬の下見。この瀬こそは、下るルートを十分に見極めなければならない。
 大岩の方へ向かう流れを下ることは全く考慮されず、岸寄りの分流のどこを下るかで頭を悩ませる。
 いやらしい場所に岩も絡んで、難易度はこの前の「擁壁の瀬」よりも確実に高そうだ。
 ここでも、手前の岸寄りの部分が波が小さく、比較的チキンルートになっている。
 でも、私にはその向こう側に漕ぎ下れるルートがはっきりと見えていた。
 例によってG藤さんが真っ先に下ってきた。
 そして、私が思い描いていた通りのルートを全く危なげ無く漕ぎ抜けていく。
 その後に続いてベテランメンバーが颯爽と下っていく。
 そこに登場したK岡さん。
チキンルートを下るK岡さん 今度こそと期待しながら見守っていると、またしても忠実に岸寄りのチキンルート下ってくるK岡さん。
 まるで「皆さん、ここがチキンルートになっていますから、僕の下った通りに付いてきて下さい」と言わんばかりの下り方である。
 唖然として見送っていると、最後の岩に引っ掛かって沈までしている。
 でも、ここからがK岡さんの本領発揮。まるでカミソリのような切れ味でスパッと起き上ってきたのだ。
 以前に、2度目、3度目のロールでやっと起き上るK岡さんに「へたれロール」などと失礼なことを言ったものだから、本人はそれをいたく気にされていたらしい。
 多分、陰で血の滲むような努力を重ね、ついに完成した奥義「かみそりロール」を目の前で見せてもらい、私もとても嬉しかった。(大岩の瀬を下る皆さんの動画

 ヒーローコースを下るI上さん皆さんのそんな勇姿を見せてもらってから自分のカヌーへと戻る。
 瀬を一目見ただけで下る気を無くしていたかみさんは、いつの間にか姿をくらましてしまった。
 下るルートは見極めたつもりだけれど、緊張感が高まり口の中がカラカラに乾いてくる。
 久しぶりに味わう緊張感だ。
 それ以上緊張感に耐えることができず、O橋さん、228君に断って先に下らせてもらうことにする。
 狙った通りの場所から瀬に突入し、その全貌が一目で見渡せた時、自分の下るべきルートが一筋の線となってホワイトウォーターのキャンバスにくっきりと浮かび上がった。
 そこを颯爽と下り始めて間もなく、横からの意地悪な波が私のカヌーを軽く小突いてきた。
 それに抵抗することさえできずに、カヌーは簡単に向きを変えて岩に乗り上げてしまう。
 そして後ろ向きのまま瀬を下ることに。でも、後ろ向きの方が恐怖感が無くなり楽に瀬を下れるのだ。
 ちょっと格好悪かったけれど無事に大岩の瀬をクリアした。

 こうして川下りで瀬を越える度に、私の心の中には貯金が貯まってくる。
 ヒーローコースで瀬をクリアしたら、一気に貯金も増える。
 そしてその貯まった貯金で月曜日から始まる一週間を幸せな気持ちで過ごせるのだ。
岩だらけの瀬で危機一髪 川によっては貯金が少なくて火曜日までにそれを使い果たしてしまうこともあるけれど、鵡川での貯金は金曜日まで十分に持ちそうである。
 でも、この心の貯金には上限額があって、大岩の瀬をクリアしたところで既に限度額に達してしまった。
 直ぐ次に現れた岩だらけの瀬。
 下手をしたらここで貯金を吐き出してしまうことにもなりかねない。
 かみさんのパドリングも力強さを失い、目の前に迫っている岩を除けようともしない。
 「これはちょっとまずいぞ」と思っていたところに大きな岩が現れた。
 余裕を持って避けられるだろうと思っていたら、急にカヌーがその岩に向かって引き寄せられていく。
 おまけにその岩の横には倒木まで用意されていた。
 「まさかここで最悪の事態に陥るとは」と頭の中が真っ白になった時、倒木にかすりながらも、岩から跳ね返ってくる波に押されて無事にそこをすり抜けることができた。
岩に張り付く228君 その後も必死になって岩をかわしながら、ようやくそこを脱出する。(岩だらけの瀬の動画
 ホッとして後ろを振り返ると、瀬の出口の岩に横向きになって228君のカヌーが張り付くところだった。
 「あ〜あ、気の毒に」と思って見ていると、カヌーが上流側に向いて岩に張り付いたまま、228君の姿が何時まで経っても現れない。
 もしかしたら岩とカヌーの間に挟まって抜け出せなくなっているのかもしれない。
 その状態で波を被っていれば、最悪の事態も考えられる。
 他のメンバーもそう思ったようで、近くにいた人が慌ててカヤックを下りて、228君のところに駆け付ける。
 そこでようやく228君が立ち上がるのが見えてホッとさせられた。
 こんな川を下る時は事故の可能性はあらゆる場所に潜んでいるので決して気を抜くことはできないのである。

謎の廃屋 車を回してある場所までもう少しのはずなのに、まだまだ瀬が続く。
 川岸に不思議な建物が建っていた。
 近くを通っているはずの道道からはかなり外れて、しかも川に面して建てられているのだから、何か川に関連する建物だったと思われる。
 川の中にはコンクリートの基礎も残されており、廃墟マニアとしては非常に興味を惹かれるところなので、次にここを下る機会があれば是非上陸してその内部を探ってみたいものだ。

 その後は大きなウェーブの立っている瀬を見つけてカヤックのメンバーが遊び始めた。
 カナディアン組は皆、既に体力を使い果たしていて、それをただ眺めているだけだ。
 結局カヤック組は20分くらいそこで遊んでいただろうか。
 後はサッサとゴールを目指そうと思ったら、最後にまたパチンコ岩の瀬が現れ、本当に最後の最後まで気の抜けない鵡川である。
 以前にO橋さんが「自分の実力からすると少し無理気味かなぁーってあたりが一番面白い」と言っていたけれど、今回の鵡川はまさにその通りの面白さだったと言えるだろう。


岩の上から眺めた鵡川   延々とウェーブで遊び続ける人達
岩の上に登って鵡川を見下ろす   延々とウェーブで遊び続ける人達

(著者後書き)
  最近、この川下り日記は内輪ネタが多くなっています。
 そのために、何も知らない人がこれを読むと、「何時も沈しているO橋さんとか、へたれロールのK岡さんて言う人が下っているのだから自分でも鵡川を下れるかもしれない」なんて勘違いする人が出てきそうな気がします。
 BE-PALに連載されていたサラリーマン転覆隊のメンバーは何時も沈ばかりしているように書かれていますが、実際には全員が十分なスキルを身につけた人達ばかりなのです。
 私の川下り日記も同じで、おもしろ可笑しく書いているだけであって、O橋さんもK岡さんもカヌー上級者なのです。
 くれぐれも、勘違いして川を甘く見ることのないようにお願いいたします。

2011年8月21日 晴れ時々曇り
当日12:00 鵡川水位(福山観測所) 168.86m


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