北海道キャンプ場見聞録
目国内岳(2014/04/26)
季節は春 |
今シーズンの山スキー納めとして目国内岳に出かけることにした。 新見温泉までやって来ると、さすがにここは、たっぷりの雪に覆われたままである。 林道を登っていくと、やがて目的の目国内岳が見えてきた。 目国内岳へは前目国内岳経由で登るルートもあるが、今回は途中から新見の沢川を渡って862mピークを目指すルートをとることにした。 GPSに登録してあった場所から、沢に向かって滑り降りる。 |
すっかり水面が開いた新見の沢川 | スノーブリッジはこの一カ所だけ |
しばらくの間、ダケカンバの間を縫いながら登っていく。 最初は林道を歩き、途中からダケカンバなどの林間を登っていくと、やがて右手に森林限界を超えた真っ白な山体が見えてきて、最後は真っ白な斜面を黙々と登っていく。 前方の景色は似ていても、後ろを振り返った時の風景は全然違っている。 |
ニセコ連峰を後ろにしながら急斜面を登る |
アンヌプリも次第に姿を現す | ダケカンバの間から見える目国内岳 |
862mピーク付近まで登ってくると、ようやく傾斜も緩くなってきた。 そこからは真っ白な斜面を黙々と登っていく。 山頂付近は岩が露出している。 |
雪原に浮かぶ島? | 山頂付近は岩が露出している |
ところが、そこから少し登ったところで、山の裏側から雪の上を登ってこられるルートがあったことに気が付いたのである。 そんなドジを踏みながらも2時間45分で目国内岳山頂に立った。 天気は良いのだけれど、気温が高いせいか霞がかかって遠望がきかない。 |
ニセコ連峰は霞んでいるし羊蹄山は見えない |
山頂付近は風も強く、これでは長居は無用なので、サッサと滑り降りることにした。 山頂からの大斜面の途中に、まるで島のように雪原に浮かぶ島のように、岩とハイマツが露出している場所があったので、その陰で風を除けながら昼食を食べることにした。 そこからは、目国内岳とニセコ連峰の両方が一目で望める。 その後、862mピークまで一気に滑って、そこから先はダケカンバの間の急斜面を滑り降りる。 |
島の陰で昼食 | 眺めは最高 |
ザラメ雪で滑りやすい | ダケカンバの疎林を滑る |
新見の沢川を渡るスノーブリッジも崩れずに残っていてくれた。 そんな疲れも、新見温泉ホテルの湯と、ここの女将のきめ細やかなサービスで吹き飛んでしまった。 山を下りて、ニセコの某所へ立ち寄ってみると、そこでは既にカタクリが満開となっていた。 |
カタクリも満開、季節は春 |
新見温泉 | → | 862ピーク | → | 山頂 | |
1:30 |
1:15 | ||||
距離:4.5km 標高差:727m |