週末は雪秩父の国民宿舎に泊って、ニセコ周辺で山スキー三昧。土曜日はまず目国内岳に登ることにした。
天気予報は曇りで昼頃から晴れてくるとのこと。
10時過ぎに新見温泉に着いた頃はまだ上空には雲が広がっていたものの、目指す目国内岳の山頂ははっきりと見えていた。
駐車場には既に4、5台の車が停まっている。
車の台数と比べると、林道上のトレースにはそれ程多くの人が歩いた様子が無い。
目国内岳へは新見の沢川を渡って登るルートもあるようだが、私達は林道を歩いて新見峠からの夏道経由で登るつもりである。
これならば、天気次第で目的地を前目国内岳に何時でも変更できるのである。
目の前に見えている目国内岳に陽が当ってきた。
天気は確実に良くなる傾向にあるようだ。
昨日一昨日と道内は気温が急に高くなって、ニセコでも最高気温が5度くらいまで上がっていた。
そのために、木々に積もっていた雪も殆どが落ちてしまい、ちょっと期待はずれの風景である。
でもそのおかげで、前回の白井岳に登った時の様なラッセルの苦労は全く無い。
トレースなど頼りにしなくても、何処でも好きなところを歩くことができるのだ。
林道がヘアピンカーブになっている場所から林道を離れ、新見峠まで森の中を登る。
そこには先行者のトレースが続いていた。
この山を登るのは初めてだったので、トレースがあると心強い。
ところがそのトレースが結構アップダウンの多い場所を通っていたので、時々「こちらを登った方が良いんじゃないかな〜」と思ってしまう。
しかし、今までもそうやって何度も墓穴を掘っていたので、ここは素直にそのトレースに従って登ることにする。。
周りには美しいダケカンバの森が広がっていた。
この森が雪に覆われていたとしたら、どんなに素晴らしい眺めになっていただろうと考えると、昨日までの高温が本当に恨めしく思えてしまう。
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