北海道キャンプ場見聞録
何もしないキャンプ
どんころ野外学校(8月18日~19日)
カヌークラブの8月例会はシーソラプチ川と空知川。
そして宿泊は何時ものどんころ野外学校。
シーソラプチ川を下り終えたのは午後2時前。
午後3時にはどんころまでやってきて、まずは自分のテントを設営。
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何時ものキャンプ風景
テントを張り終えて自炊棟へ入ってくると、既にガンちゃんが炭を熾してビールを飲んでいた。
この早さはクラブの中でもピカ一である。
私も直ぐにビールを飲みたかったけれど、まずは自分の炭を熾さなければならない。
先にビールを飲んでしまうと、椅子に座ったまま動けなくなってしまうのである。
やるべきことを全て済ませてから、ビールを開けた。
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午後5時には宴もたけなわ。
今日は私たちの他にファミリーが1組入っていて、自炊棟は一緒に使うことになる。
ファミリーにはちょっと気の毒だったけれど、どんころに泊まるくらいのファミリーなので、怪しげな集団と一緒になっても大して気にしていないようだ。
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我が家の近くに風変わりな肉屋が新しくオープンしたので、今日はその店の一番人気である厚切牛舌200g1600円也を奮発して買ってきていた。
確かに柔らかくて美味しかったけれど、この様な場で提供する肉ではなかった。
四方八方から箸が伸びてきて、あっと言う間に無くなってしまった。
クラブの宴会で美味しいものを食べようと思ったら、腰が軽いことが大切である。
何処で誰が何を作っているかを常に把握しておいて、それが出来上がるのを見計らって、箸とシェラカップを持って駆けつけるのである。
私の場合、酔っぱらうと直ぐに腰が重たくなるので、今回は美味しいものを沢山食べ逃したような気がする。
午後3時頃から飲み始めていると、暗くなるころにはもう出来上がってしまっている。
午後9時を過ぎる頃には早々と自分のテントに潜り込んだ。
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延々と宴会は続く
早く寝ても遅く寝ても、午前5時には起きてしまう。
自炊棟の中ではN島さんがコットの上で寝ているだけで、まだ誰も起きてきていなかった。
少しヒンヤリとするので、薪ストーブに火を入れた。
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起きて直ぐの時は朝焼けも見えていたけれど次第に雲が広がってきた
そのうちに、一人また一人と起きてきて、各自それぞれに自分の朝食を作り始める。
何も作らない人は、誰かが何かを作るのを待っている人である。
クラブのキャンプでは、箸とシェラカップさえ持っていれば何とか生きていけるのだ。
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朝食風景
最近、クラブにヒデさんが一人増えた。
私もヒデさんと呼ばれているので、どうやって呼び分けるかとの話が出ていたらしい。
そうするとG藤先輩が、私のことを「何もしないヒデさん」と名付けてくれたとのこと。
確かに今回のどんころキャンプ、椅子に座ったまま何もしないで終わったような気がするのである。
どんころのプログラムで自炊棟を使う予定があったので、午前9時には自炊棟を明け渡し、空知川の川下りへと出かけた。